座ったままでも楽しめる頭と体を使ったレクリエーション

ペチュニア

はじめに

高齢者支援施設にはいろいろなタイプがあり、その施設内で行われているレクリエーションの種類や内容なども違ってきます。

今回はリハビリ特化型デイサービスといって、午前・午後ともに3時間程度の時間内で、「病気やけがなどで傷めたり、不自由になったりした部位の機能回復訓練」、また「一日でも長く自宅で生活できるような高齢者の自立支援」や「もう一度自由な外出や旅行に行くことができるような元気な体になること」を主な目的とした施設で行われているレクリエーションについてです。

ここでは自転車やトレーニングマシンを使った運動・個人トレーニングや柔道整復師や鍼灸師の方の簡単な施術のあとに、利用者さん全員がそろっていすに座りながら行う体操と手先・指先、また頭を使った体操を取り組んでいますので、それらをご紹介させていただきます。

自転車やトレーニングマシンを使ったあとは、使った筋肉の疲労回復、個人トレーニングを主としている施設であるため、最後は全員そろって和気あいあいとできる体操を兼ねたレクリエーションがあります。

指導者はマッサージや施術をおこなう先生が前にたって指導しています。

高齢者支援施設(特養やデイサービス型の通園施設など)では高高齢者が人とふれあい、健康に過ごすためや生活に笑顔を増やすという目的で高齢者レクリエーションといって、手先・足先、また頭を使うゲームなど認知症予防などのために取り入れることが多いのです。

今回座って行う体と頭のレクリエーションに準備物などは特にいりません。

利用者さんが手や足を曲げたり、伸ばしたりするので前後左右の人とぶつからないよう、スペースをとりながらおこないます。

まずは、ゆるめの体操。肩や背中、手足の曲げ伸ばしからです。肩をぐっと力を入れて上に引き上げて「ストン」と落とす運動を3回、そして肩を前後にぐるぐると、ゆっくり10秒間かけて回します。

次にいすの左右のひじかけに両手を添えて、手を置いた向きとは反対に体をひねる運動です。

これをゆっくり5秒数えて体を戻します。

続いてつま先、かかとのストレッチ、かかとをつけたままつま先をあげて5秒間、反対につま先をつけたまま、かかとを伸ばすストレッチも同じようにします。

それが終わると太ももから足を軽くたたいてほぐし、ゆっくりと深呼吸して軽いストレッチは一旦終了です。

ここから、毎日高齢者の方の元気な笑い声が飛び交う頭の体操ゲームです。

「負けるが勝ちじゃんけん」前に立った指導者の先生が「♪さかさまじゃんけん、負けるが勝ちよ、じゃんけんぽん!」と言いながら出した手に負けるように出すのです。

私たちからみると単純で簡単に思えますが、反応が遅くなってしまったり、手先の動作が鈍ってしまったりした高齢者の方にとっては意外と大変!でも間違えて大笑いされる元気な利用者さんもいらっしゃいます。

これを5回ほど繰り返しながら、少しだけテンポを上げていくと、利用者さんはお隣の席の方と微笑みながら、「手が違うよ!」などとお互い声を掛け合いながら楽しむこともできます。

この座ったままでもできる頭をつかった体操レクリエーションは、日替わりで種類を変えながら取り組んでいます。

ほかには、「鼻耳(はなみみ)つまみ」といって片方の手で自分の鼻をつかみ、もう片方の手を交差させて耳をつまむという遊びです。

はじめは右の手で鼻をつまみ、左手で右の耳をつまんだ状態から始めます。「せーの、ぽん!」と先生が掛け声をかけますので、「ぽん!」で両手をはなし、目の前で手をたたきます。

またすぐに、今度は左手で鼻をつかみ、右手で左耳をつかみます。

また先生の掛け声に合わせて手をたたき、それを繰り返していくという頭をつかった遊びです。

これを何度か繰り返して取り入れていき、徐々にテンポをあげていったり、ゆっくりとしたテンポで「♪もしもしかめよ、かめさんよ」の歌に合わせたりできるようになりましょうという目標をつくって、日々楽しみながらやっています。

しかし、実際は取り組んでみると、腕(手)を交差させて鼻や耳をつまむということにとまどう方や、どっちの手でどこをつかんでいるのかわからなくなってしまう利用者の方もいらっしゃるので、このゲームに取り組み始めは、ほかのスタッフの方が一つ一つ動作を確認しながらおこなってあげると理解しやすくまた、ゲームに取り組みやすくなるかと思います。

座ったままでもできるレクリエーションについては以上です。ありがとうございました。

高齢者の方が体を動かして行うレクリエーションの種類