高齢者のための手遊びを取り入れたレクリエーションについて

花の蜜を吸う虻

手遊びを取り入れたレクリエーション

高齢者の機能回復訓練の一環として、また施設等においてみんなで楽しめるレクリエーションゲームの一つとして「手遊び」の手法をいくつか紹介したいと思います。

手遊びをすることでのメリットやねらいは歌を歌ったり、口を上下に動かしたり、舌を出したりするなど口を動かす動作によって、口の筋肉を鍛えたりするので、口腔ケアになります。

同時に手を動かすので、脳の活性化にもつながります。取り入れる歌は童謡が多いので、高齢者の方もなじみやすい遊びとなっています。

むすんでひらいて

現代の私たちでも、保育園や幼稚園でも習ったことがあるかもしれません。「♪むーすんで、ひーらーいーて♪」という歌のメロディーに合わせて手を閉じたり開いたり、腕を伸ばして頭の上に置いたりする手遊びです。これに口腔体操を付けて楽しんでみましょう。

これを数人でおこなう場合は、前で指示者が立ち、その指示者と合わせて参加者が歌って合わせます。

「むすんでひらいて」の口腔体操の歌アレンジと口の動かし方の一例ですが、

  1. むすんで→唇をギュッと噛みしめるようにして、固く口を閉ざします。
  2. ひらいて→口を上下にできるだけ大きく開きます。
  3. 舌を出して→舌を前に突き出しましょう。
  4. むすんで→また口を閉じます。
  5. また開いて→また口を開き
  6. 舌出して→また舌を出して
  7. その舌を上に→上唇にむけて舌を上方に向けましょう。

今回は舌の体操を参考にしましたが、⑦番で、舌の向きを変えたり、舌ではなく歯を「かちかち」と噛むような動作をいれたりしてどんどんアレンジしていくと、いろいろな口腔体操を取り入れることができます。

ドン丼屋!?手拍子ゲーム

「ドンドン♪」という掛け声に合わせて手拍子を打ってもらうゲームです。

また「ドン」と「丼」にかけて、「どんぶり」の名前をあげていきます。

これのゲームのねらいは、リズム遊びによって感覚を鍛える、それによって脳の活性化を図るということです。

施設など数人でそろっておこなう場合は、前にリーダーとして一人たち、そのリーダーが手で太鼓をたたくふりをしてもかまいませんし、体育用太鼓を持って実際に音を出してもいいでしょう。参加者の方にはそのリズムに合わせて手拍子を取ってもらいます。

「♪ドンドン」ハイハイ「ドンドン」と間に掛け声を入れながら、手拍子がとりやすいリズムで進行しましょう。その太鼓の「ドンドン」いう音とハイハイの掛け声の間に、たとえば「♪たまご」といれます。そうすると「♪たまご」ハイハイ(掛け声)ドンドン(太鼓・手拍子)「親子丼♪」ハイハイ(掛け声)ドンドン・・・とたまごから連想させるようなどんぶりの名前をつなげて進めていきます。

他にも、うなぎやまぐろなどなじみのある食材の名前を出していくと楽しめますし、食欲もわいてくるかもしれません。

ゲームを終えたいときは「♪お勘定!」ハイハイ(掛け声)ドンドン(太鼓・手拍子)「おしまい♪」で「パン!」と全員で一本締めをして終わるようにすると切れよくゲーム終了です。

このような手遊びは最初はリズムや進行に戸惑われる方もいらっしゃいますが、何回かおこなっていくうえで慣れてくると思いますので、最初はゆっくりしたテンポから初めて徐々にテンポを上げていくのもいいいかもしれません。

高齢者の方が体を動かして行うレクリエーションの種類