長時間立っていられない高齢者のための、座ったままできる手作り作品のレクリエーション

花盛りの庭

高齢者の方で足腰が弱く、車いすに乗った方、また長時間立っていることが難しい方でも適度に体を動かしたりして身体機能の維持や向上を図るということを目的に、さまざまなレクリエーションゲームがありますので、いくつかご紹介させていただきます。

座ったままですと、動きや動作が限られていますが、座って取り組む作業は日常的にも多く、机上ゲーム、ビーズを使った手芸や工作、塗り絵などいろいろあります。

今回は簡単な「工作・絵画編」として、机上で取り組むカレンダーづくり、コースター作りについてお話しさせていただきます。

カレンダー作り

このレクリエーションを行うのは大体月末が多く、月末に翌月のカレンダーを作ります。

たとえば、4月末には5月のカレンダーを作ります。

介護施設などでは、あらかじめ日付と曜日が印字されたカレンダーを配り、そのカレンダーの上部が白紙で残してあり、自由に絵を描いたり、折り紙を切って模様にして貼り付けたり、色鉛筆で色を塗ったりして楽しんでいただきます。

完成したカレンダーは翌月、施設などでしたら玄関ロビーや広間の壁に貼って飾られます。

これは毎月1回、定期的に行うことができるので、継続しやすいことや、また季節感を感じる刺激にもなりますし、日付、曜日に関する感覚を養うことができます。

コースター作り

作り方はいろいろありますし、使う材料もさまざまです。

今回は段ボールなどの荷物を縛る時に使われる「PPバンド」(黄色くて硬く平たい紐)で作るコースターについて2種類ご紹介いたします。

まず同じ長さに切ったバンドを10本用意し、うち5本を並べて固定し、残りの5本を垂直に編みこみながら指していきます。

バンドを「井」の字の形に組んでいくのがポイント。

重なり方が左右非対称になるようにします。

PPバンドの色を半分ずつで変えるとわかりやすいです。

慣れるまではバンドの重ね方など、手こずっていらっしゃる方も多いですが、バンドが硬く、重ねたときの穴に通しやすいので、手先が不自由な方でも比較的取り組みやすいものです。

平面の編み方をマスターされたら、次はランチョンマットを作ってみようなどと、大きなものに挑戦される方もいらっしゃいます。

またPPバンドをくるくるっと丸めて、筒型ビーズのようになったものを縦に並べて作るコースターの作り方もあります。

PPバンドは鉛筆を芯にして外側にボンドを付けながら巻いていきます。

大体直径3cmぐらいが、手でつかみやすいですし、3~5回以上巻くと厚みが出て丈夫になります。

こうして作った筒状のバンドをいくつか並べ、接点になる部分にボンドを付けて固定します。

5~6角形ぐらいの形になるように並べると円状になります。

円状になった外側にさらにバンドを巻きつけ、形を整えながら4周ほど巻きます。

巻き終わった部分はボンドが固まるまで、紐などで括りつけて固定しておきます。

出来あがったコースターを施設などでは、みんなで湯呑の下に敷いて、それについて会話も増え、楽しんでいらっしゃいます。

以上が高齢者のレクリエーションで座ったまま取り組めるレクリエーション「工作・絵画編」でした。

高齢者の方が体を動かして行うレクリエーションの種類