歌を取り入れたレクリエーションで楽しく過ごしましょう。

黄色と紫のパンジー

音楽を取り入れたレクリエーションは、その名の通り歌を歌うというレクリエーションです。

このレクリエーションの目的は、歌を歌うということが脳を刺激し記憶力などを活性化することや、音程やリズムなどの感覚機能を働かせることで、体のさまざまな器官を刺激することにつながるとされています。

また昔歌ったことのある懐かしい歌を歌うことで、昔を思い出す「回想」にもつながり、気持ちの整理などにつながり、心身ともに楽になれる一種のセラピー効果もあります。

私たち介護スタッフとしてケアをする側は、高齢者の歌う声量や、音を聞く様子、歌詞の理解などから健康状態をくみ取ることができる遊びでもありますから、定期的に取り入れたい時間でもあります。

「歌を歌う」そしてそれを日々続けるということで、たとえばこんな効果があります。
私の勤務している施設の利用者さんの方で歌が好きな方がいらっしゃいます。
いつも自分の家にある、浪曲や演歌のテープをカセットプレイヤーに入れて歌詞カードも一緒に持ち歩いていらっしゃる方がいらっしゃいます。
やはり何歳になっても若い頃聞いた音楽は忘れられないですし、何度もまたどこでも聞いていたくなる気持ちもわかります。

レクリエーション以外の時間でも、お構いなしの場合もあるのですが、その方、もう90歳になられるというのに、話す言葉もしゃきしゃき。
新聞やニュースなどの日々の情報もちゃんと頭に入れていらっしゃるのです。

「歌を歌う」ということを続けることが、これだけ脳を活性化させるすばらしい効果があるということをお分かりいただけるかと思います。

では歌を歌って楽しむレクリエーションの遊び方ですが、まず歌詞カードやカラオケ音源や歌の入ったCDなどを用意します。
歌詞カードは、みんなが見えるよう模造紙などに書いてみんなが見えるところに貼っておいてもいいですし、スタッフが持ってみんなの前で立っているなどするとよいでしょう。

また歌を一回一回変えると、覚えられない方もいらっしゃいますので、何度か同じ歌を繰り返し歌うようにします。
そして何回か同じ歌、またその歌の歌詞カードを見ながら歌ったら、歌詞の一部を空白にしてみたり、また歌詞を書いてもらったりするなど、歌詞を覚えているかチャレンジするのも脳の活性化につながります。

次に、どんな歌を選曲するか。

選曲は、誰もが知っている歌は全員参加して全員が歌うのでもいいですし、それぞれ個人の思い出の歌を歌うのでもいいでしょう。

カラオケなどの設備があれば、順番にマイクを回して歌ってもらうのも楽しいかもしれません。

このレクリエーションを進める際は、やはり「歌う」という行為について、また人前で歌うことが苦手な方もいらっしゃると思います。

歌う際は全員参加型の場合も、個人でカラオケをするような場合も、無理強いせずに、本人の意思を尊重して歌ってもらいましょう。

自分の意思で歌う時が一番気分も盛り上がりますし、楽しいものです。

歌うことが苦手、な方、また歌わないという方には音楽を聴いて、リズムや旋律に乗ってもらったり、また童謡など聞いていて情景が浮かぶような音楽の場合は、頭の中でイメージングしてもらったりするとよいセラピー効果が相乗されます。

高齢者の方が一日でも長く元気でいれるよう、一緒に楽しく歌を歌ってあげましょう。

高齢者の方が体を動かして行うレクリエーションの種類