手先を使って脳の活性化を図る簡単なレクリエーション

日差しをバックにした桜

高齢者のための手先を使ったレクリエーションについてお話しさせていただきます。

手先を使ったレクリエーションの目的は、手足に麻痺を負った方のリハビリや、健全な方でも手先を使った細かい作業をすることで、手先の神経の衰えを防いだり、脳の活性化(いわゆるボケにくくするため)につながったりするため、大切な時間の一つです。

今回は身近なもので継続的に取り組めるリリアン編みについてご説明します。

編み物などは特に女性の方が好まれますが、リハビリという概念で取り組むと、リリアン編みなどは単純な繰り返し作業が多く、一人でも集中して取り組めるので男性の方にもおすすめできます。

牛乳パックやペットボトルを使ったリリアン

牛乳パックと毛糸、割り箸があれば、すぐに取り組める「リリアン」。
リリアン編みは昔駄菓子屋さんなどにおもちゃとして売られていた時代もあり、お年寄りの方にもなじみのある「昔の遊び」です。

まず牛乳パックを使う場合、1?の牛乳パックですと、15cm程度の長さで切り、パックの下部なら底も切り抜きます。
そして3~5cm間隔で、牛乳パックを囲むようにして割り箸をガムテープで張ります。

ペットボトルを使う場合は上下(底、飲み口付近のくびれになっている部分)を切り落とし、筒状にした状態で、同じく一周ぐるりと囲むようにして、割り箸を貼り付けます。
ここでの注意点ですが、割り箸の数は必ず奇数にします。
これはリリアンの毛糸の巻き方と編む手法に特徴があるからです。
初心者の場合は5本から、だんだん慣れてくると9本などと増やしていきます。

ペットボトルは切り口で手を切ることもありますから、ビニールテープなどを貼っておきましょう。
これでリリアンを編む機械ができました。
あとは毛糸を巻きつけて編んでいくだけ。
次に編み始めるまでの準備から。まず初めに、筒の中に毛糸を長めに垂らしてテープでとめます。
そしてつぎに毛糸を内側から外側、外側から内側と割り箸に交互に1周かけていきます。
こうすると、割り箸一つ飛ばしで巻いた状態になります。
この時ゆったりとたるみを持たせて毛糸をかけるのがポイントです。
1周目が巻き終わったら2周目を巻きます。
1周目で巻いた糸と2周目に巻いた糸が互い違い、上下で交差している状態ならばOK。

ここまでで準備が整いました。では編み始めます。

常に同じ方向に編み進めるので自分のやりやすいような方向で編み進めましょう。

まず、先にかかっていた毛糸を内側にかけます。
割り箸に1周目に巻いてあった毛糸の上に毛糸を置き、下側の毛糸を持ち上げるようにして割り箸の内側にくぐらせます。
この作業を進行方向(左右どちらか)に沿って繰り返します。

このリリアン編みを続けることで、手先の機能回復につながるだけでなく、最終的にマフラーなどが編みあがり、時間をかけて作品ができあがることによる自信も生まれます。

こうしたレクリエーションを通して会話が生まれますし、趣味や生きがいになりますので、大変効果的です。

高齢者の方が体を動かして行うレクリエーションの種類