高齢者施設で行っている転倒予防について聞いてみました。

セージの咲く庭

高齢者が脱ぎやすく履きやすい、転倒防止にもなる靴の選び方

高齢者施設での転倒は、昼間よりも夜間に多くなっています。そのようになっているのは、夜中に寝ぼけている頭でベッドから降りて、転倒をすることが多いのです。
そのため、夜中にトイレなどに起きることを想定した時、その時に足元が明るいと転倒率が少なくなると感じています。
施設によっては、足元を照らすことができるベッドなどを利用しているところがあるので、そのようなものを使うことによって、夜に見えにくいところを降りる時、転倒予防につながると感じています。
高齢者の転倒予防には、まずは床の段差をなくすこと。床は、フローリングや畳だと滑りやすいので、マットを敷くこと。床のマットは、絨毯のようなフカフカしすぎるものも避ける。高齢者の方には、自分の足にあった履き慣れた靴を室内履きとして履いてもらう。高齢者の方の歩行時には、自分で歩ける方はスタッフがある程度距離を取りながら見守り(介助し過ぎることは自力歩行の能力を奪い、転倒のリスクが上がるため)、歩行に介助が必要な方は、イスから立ち上がる時からそばに付き、必要な介助を行う。
スリッパは転倒しやすいので、軽い靴を履いていただいています。
また、床もあまり滑りにくいのも転倒に繋がりますが、かといってすべりがよすぎるのもよくありませんので、業者さんと相談してメンテナンスをする時には気を付けていただきます。
そのほかはどんな施設でもやっていると思いますが、お風呂は風呂場の真ん中に設置し四方向からの介助が出来るように配慮しています。これは、お一人でも充分入浴可能な場合でも、介助が必要な方の場合も、介助する側にとっても、入浴する側にとっても大変に利用しやすいのです。
入浴中の転倒は神経を使いますが、ホッとして風呂場から出たときに転倒しないようにしっかりとした見守りを忘れないようにしなければいけないです。手すりは至る所に設置しておくと安心です。
高齢者施設での転倒予防に関して言えば、まずは何が原因で転倒するかということです。原因わからない状態では対処のしようがないからです。考えられる理由としてよくあげられるのが睡眠薬などで足がふらついた場合などがある為、薬の調整などを行います。その他としては、杖などが本人にあっているかなどを確認します。また、転倒する恐れのある方には、センサーマットなどの使用を検討し、転倒を未然に防ぐなどの対応を図っています。
高齢者は、少しのところでも転倒をする危険性があるので、基本的に施設内では、バリアフリーとしています。少しのところというのは、段差が例え1cmであっても、転倒をする恐れが有り、危険であるということです。
その点を職員が理解して介助するだけで、グッと違ってきます。介助をする時に、少しの段差でも、気をつけて介助をすることが必須です。
また、年齢に関係なく、足が弱い人もいるということを認識しておくことも大切な知識となります。
私の働いている施設では、転倒を高齢者本人にも認識をしてもらうことが大切だと思って、施設に入所している高齢者に、講義のように話をしたことがありました。
すると、案外と効果があって、その人自身が気をつけるようになるので、そのことも効果のある方法の一つであると思っています。
いくら職員が、高齢者が転倒しないようにと思って、気を付けていても、本人にその意識がなかったら、その効果は半減してしまうのです。そのことは、期待できると感じています。
転倒の危険性が高い利用者に関しては、一人で歩行して転倒しないように見守りを行っています。職員一人一人が声を掛け合い、業務をこなしながらも今どこで何をしているか、また排泄は大丈夫か等を考慮しながらの見守りとなります。また、夜間帯は転倒の危険性が高いという理由でその利用者の部屋をずっと見守っている訳にもいきません。そのため、ご家族の同意を得た上でセンサーマットの設置を行う場合もあります。起き上がって歩こうとして、マットに足を乗せると音が鳴るもので、その音ですぐに職員が夜間帯であっても対応することが可能となります。
90歳の祖母が入っている介護施設では、転倒防止の為にとにかく「床に物を置かない」事を徹底されています。
例えばTV等の機器コードはそのまま床に散らばったままにせず、配線カバーで一つにまとめて、壁にフックでかけて吊るしています。
ツルツルした床にスリッパは滑りやすいですし、いざ転倒した際に怪我しやすいので、衝撃を吸収するマットレスが敷かれており、その上をスリッパではなく上靴で歩くようになっています。
パイプ椅子をベッドや壁に立てかける事も禁止されていて、使わない時は必ず部屋の端っこの人の通らない場所に置かれていました。
私の働いていた施設では、転倒を防止するために、家族にもその認識を持ってもらうこととしています。
そのひとつの方法として、転倒防止のパンフレットを作成しました。それを入所するときに、必ず目を通してもらうことにしています。
また視覚的にも感じてもらうことが必要と思い、ポスター等も廊下にはることにしています。転倒をする時には、ふとした時なので、そのポスターを見るたびに、気をつけてもらうことができるのではないかと感じていました。
高齢者施設の場合は、その高齢者が履いているくつが重要なグッズであると思っています。それは、スリッパであると転倒をしやすいということです。
気軽に履くことができるスリッパは、高齢者にとって、楽に履ける履物となっていますが、スリッパの場合は、足を高くあげることがないので、そのために転倒をしてしまうということになるのです。
もしも高齢者でスリッパ以外の、かかとのある靴を履ける人であれば、そのように靴を変更するだけで、転倒率が少なくなります。
夜間はベッドの横にマットを敷いてリスクを軽減しています。ベッドのシーツの下にコールを入れて動きがあった際にコールが鳴り転倒前に職員がすぐに確認できるようにしています。
日中は職員による声掛けをして、目の届く場所に居てもらい見守りをしています。
声かけでも厳しい時は時間を決めて様子を何回も見に行ったりします。
車椅子をご自身で移乗しようとして転倒が多い方の場合、車椅子をベッドから手の届かない場所に置いて職員を呼んでから移乗して頂くようにしていたりします。
ボランティアに行った高齢者施設では、床面に気をつけているようでした。
ほんの数ミリの突起があっただけでも、転倒してしまう危険があるからです。
床の構造だけでなく、小さな落下物が転倒を起こしてしまうこともあるそうで、定期的に巡回してチェックを行っていました。
輪ゴムやコインなど、本当に小さな物でも危ないそうです。
あとは、高齢者の履物にも注意をしていました。
高齢になると、足を引きずって歩く方が多くなります。
ほとんど足を持ち上げないで歩かれています。
そんな方が、下手に滑り止めのついた靴を履くと、床との間に強い摩擦が起こり、つっかかって転んでしまうのです。
ある程度、滑りの良い靴を選んでいました。
施設の中で何度も転倒をしている人については、その人の危険性を考えて、夜間にベッドから布団に寝てもらうことにしています。それは、ベッドの場合は、そのベッドから降りようとするときに、転倒することが多いからです。
また、最近ではベッドも良いものができているので、ベッドの高さを最大限に調節することができるベッドを購入することも考えています。
それは、ベッドの高さを1番下の床まで下げることができるものを、検討しています。
高齢者で転倒する確率が高いのは、その施設の中が多くなっています。その場合、施設の中に、その危険性があるということなのです。
特に気を付ける必要があるのは、なんといっても水を落とさないことです。水が床に落ちていると、必ずといっていいほど、その場所を高齢者が通ると滑ることになるのです。
そのため、水を落としたと思った時には、何よりも早くその水を拭き取ることが大切です。そうすることによって、そのままにしておくよりも転倒率が少なくなることは間違いありません。
私が以前勤務していた高齢者施設では利用者の転倒予防の為に軽いストレッチなどの運動を行っておりました。加齢とともに筋力が衰える事によって転倒する場合が多い為、脚の筋肉を動かして鍛える事によって転倒を予防しておりました。利用者によって体の状態は様々なので、各自無理のないよう行っておりました。立って出来る人は立ったまま軽いスクワット、それができない人は椅子に座って脚を伸ばしたり曲げたりを繰り返すなど、それぞれにあったトレーニングを行っておりました。
高齢者が若い人と違って、転倒をしやすくなっているのは、筋力が低下していることが1番に挙げられます。特に施設に入所していると、歩くことが少なくなります。また歩いたとしても、短い距離であるので、その結果、足の筋力を付けることができていないのです。
また特に寝ることが多くなるので、そのことも筋力低下につながります。
そのため、高齢者の筋力アップのためには、足腰を鍛えることができる、体操を毎日続けて行うことが重要です。
私が実際に介護施設で働いていた際に、転倒リスクのある利用者に対して配慮していた点をいくつかあげていきたいと思います。
まず1つ目は、その利用者がどこかに移動する際は必ず職員が手を引いて歩くか、半歩後ろで見守りを行っていました。そうすると、いざ転倒しそうになったときに利用者の身体を支えてあげることができます。
2つ目に上記で述べたような介助を嫌がる方に対して行っていたのは、お手洗いや洗面所など頻繁に利用する場所までの動線(移動する経路)をできるだけ短くして歩く距離を縮めていたりしました。そうすることで介助無しに自分で歩行したがる方の自立心に配慮していました。
 その他にも利用者が歩く通路にできるだけ物を置かない、手すりを設置する、壁伝いに歩くように指導するなど方法はたくさんあります。施設の状況や利用者の性格に応じてたくさん工夫できると思います。何よりも1番大切なのは利用者の安全を確保することなので、やむおえない場合は利用者に理解を求めるのも重要だと思います。
特別養護老人ホームで勤務していました。行っていた転倒予防方法ですが、どれも、基本的なことばかりです。
まず、座っているご利用者様にこまめに声かけする。
ご利用者様がトイレなどでそわそわするようであれば、声かけしてトイレにご案内する。
床に、転ぶ原因となるようなものを置かない。
ご利用者様の近くに、人形や花など、気分が紛れるものを置く。
ご利用者様が退屈しないように、その方と相性のご利用者様を同席して座ってもらう。
靴のかかとを踏みつぶさないようにしっかりと靴を履いてもらう。
ストレスがたまらないように、あえて時々付き添って歩いてもらう。
上記などを実践していました。
ベッドから自分で降りようとして転倒することがあるので、ベッドの手すりにセンサーを付けます。手すりに手が触れるとセンサーが作動して、詰め所と廊下で音がして、介護職員が気づくようになっています。センサーの音は入居者により違うので、スタッフは音を聞いただけで、あれはどの部屋のだれだれさんだとわかります。
ベッドで布団の下にセンサーを入れ、布団から起き上がるとセンサーが作動して知らせるという方法もあります。
ベッドの下にセンサーマットを置いて、靴を置いておき、靴を履こうとして体重がかかるとセンサーが作動して音で知らせるという方法もあります。
いずれにしても、高齢者の方がご自分で歩き出そうとする前にスタッフが気づき、介助が出来ると転倒防止につながります。
転倒予防として、古い施設ではバリアフリーへと変更していました。
廊下のあたる所に手すりを付け、常に、手すりを持っての歩行を呼びかけました。
転倒の可能性のある方には移動時は、職員が後ろからつくようにし、歩行の練習の際等なお腹の周りにタオルを巻き、後ろから引っ張りながらの歩行の練習を行っていました。
ベッドからの転倒には、常時職員が、着く事が出来ず、止むを得ず抑制を行う事がありますが、利用者様の安全を一番に考慮した事での行いです。
転倒予防訓練
私は前職でリハビリメインの施設で働かせていただいていました。
そこでは転倒予防のためバランス運動という平行棒を使った運動を行っていました。
内容としては歩くために必要なバランス感覚を補いつつ下半身の筋力維持の運動でした。
5項目あり初めに起立運動10回2セット、次につま先立ち20回2セット、足踏み20回2セット、片足立ち20秒を交互に2セットずつ、横への足踏み50回2セットを行い最後に水分補給の流れでした。
辛いという感覚はあまりなく長く続けられるトレーニングで利用者の方々からも人気のある運動でした。
私の母方のおじいちゃんが入っている高齢者施設での話です。
この高齢者施設では、通路には必ず手すりがついており、夜間になると薄暗くするだけで完全に真っ暗にはしません。
さらに通路は絨毯になっており物が置いてなくおじいちゃんを含めみんなが上履きを履いていました。みんなが集まる椅子には必ず肘掛けがついていました。
転倒防止対策として、歩行の不安定な方に対しては、必ず手すりやどこかに手をかけて歩いていただき、体だけにならないようにするということをやっていました。
また、杖をついて歩行する方に対しては、一点を支える杖ではなく、四点の足がついている四点杖を使用していただくということをやっていました。
立っていたり、歩行中は職員の見守り以外他にありません。転倒したときの防御としてヘルメットを装着する等して対策する事だと思います。
車椅子が対象の方は車椅子専用のベルトを使う事だと思います。
これは拘束になる可能性があるので、医師の指示の元になると思いますが、この場合でもヘルメットは装着しておいたほうが確実ではなくてもリスクは軽減出来ると思います。
転倒予防としてまず環境整備の徹底を行っています。
床に物を置かない、床を濡らさない、手すりを使用してもらうなど。
また、正しい姿勢を意識して歩いてもらうよう指導し、筋力を保ってもらっています。
具体的には、目線を上げ、視野を広くし、背筋を伸ばし足の裏で地面を踏みしめるよう歩行してもらっています。靴も介護シューズなど勧めしっかり歩行できるようにしています。
現在、有料老人ホームで勤務しています。夜間帯ですが、センサーコールを使用して転倒リスクのある入居者様には対応しています。ただ、グループホームなどではセンサーコールも個人購入になってしまい、費用もかかります。
なので、人が通ると感知し、音がなるセンサーを使用して、転倒予防をしています。ホームセンターなどで売っているので費用も抑えられます。
私は現在認知症対応型を含めて合わせて定員60名の施設で業務していますが高齢者施設での転倒予防として今までやってきたことは施設内の手すりを増やしたり施設内に職員が目の届かない死角を極力無くす為あまり高い置物など置かないようにして遠くからでも見守りがしっかり出来るよう気を付けています。
ただ遠くから転倒のリスクを発見した場合は対象の方から近い職員に声かけをしてリスクを防げるよう他の職員と連携を図っています。
ベッド4点柵、ベッド低床、頻回な訪室、声かけ、トイレのタイミングの把握、手すりへの誘導、コールボタンを押せるよう環境整備と指導、入所時に転倒のリスクがどのくらいあるのか把握しスタッフ全員が周知していること、スリッパではなくスニーカーや靴を履いてもらうこと、認知がすすみ指示が入らない方などは必要時、同意の上で抑制をすること。
高齢者施設で行っている転倒予防は、履き物はスリッパなど脱やすいものではなく、しっかりと足を覆ってくれるシューズタイプのものにします。
スリッパが脱げそうになって転んでしまうことがあったので、これだけでも大分改善されました。
あとは手すりを使いゆっくりと歩くこと、施設内にも転倒注意を呼びかけるポスターをあちこちに貼り、ご家族様にも配布しています。
転倒リスクの可能性がある方には必ず付き添いがつきます。
その方に合った補助用具、歩行機や先が4股になったつえを用いて歩くことが可能であれば出来る限り歩いていただきます。
しかし、本人や家族の意向も配慮して、お互い無理の無い範囲で行います。
エレベーター内には椅子を用意しています。目を離したスキに歩く方や拘束制限が無い方には、ヘッドカバーを付けていただきます。