短歌・俳句の掲載詐欺被害にあわないために

咲きかけの赤いボケの花

高齢者を狙った詐欺は、物を販売する悪質な商法やオレオレ詐欺、還付金詐欺等、手口が多様化しています。

短歌や俳句の掲載詐欺は、高齢者が趣味としている短歌や俳句を新聞や雑誌に掲載すると喜ばせ、高額な掲載料を受け取るというものです。

この手口と対策について以下で紹介したいと思います。

① 短歌・俳句の掲載詐欺

短歌や俳句の掲載詐欺の手口は1つではなく様々な形でお年寄りに近寄ってきます。

被害例では、突然の電話による勧誘や自宅に訪問し俳句を拝見し勧誘するという事例もあります。
電話では、これまでにどのような短歌や俳句を書いてきたのかを聞き、高齢者を過剰に褒めます。
また、訪問でも実際に書いた俳句や短歌に賞賛し高齢者に近寄ります。
「素晴らしいので是非、うちの雑誌に掲載させて下さい」「立派なものなので、是非多くの人に紹介したい」等と短歌や俳句の掲載についての話を勧めます。

「無料で掲載します」と言うことで、掲載を承諾してしまうと、後日請求書が届きます。
無料だと言っていたのにもかかわらずに、請求書が届いたことに不審に思い、問い合わせをすると、「掲載料は無料ですが、印刷にかかった費用はご自分でお支払い頂きます」等の理由を付け、印刷代を請求されます。

また、高額な印刷代なので、解約を頼むと「もう、すでに印刷済みなのでキャンセルできません」等と、解約についても応じてもらえないというケースがほとんどです。

② その他のケース

俳句の掲載を断ったのに後日、請求書が届いたケース、契約内容を説明しないで契約書にサインをさせるケース、掲載した雑誌を見て感銘を受けたという人から新たな雑誌掲載の勧誘があるケース、実際に俳句新聞や雑誌等は存在していないケースもあります。

このような場合も含め、趣味に付け込む詐欺が多発していることから、対策を行う必要があります。

③ 短歌や詐欺の掲載詐欺に関する対策

多くの場合、1人で居る時に契約させられています。
セールスやしつこい勧誘は1人で対応することは避けることが良いのではないかと思います。
1人の時に対応する場合はインターフォンで対応し、家族がいる時間帯に来てもらうようにすることや、セールスそのものを受け入れない体制を整えることも方法の1つです。

電話も同様にセールス電話に関しては対応しないように高齢者の方に日頃から注意を促すことが大切です。
断ること、承諾しないことが最も大切ですが、万が一契約させられてしまったら、第一に家族に相談し、消費者センターと連携することが大切です。

業者が特定できれば契約をなかったことにできるのですが、お金を支払ってしまい、業者の所在がわからない場合等は、残念ながら被害に遭ったお金は戻ってきません。

このような詐欺があるという情報は、若い世代の人や外で働いている人は知っていても、肝心な高齢者は知らないケースが多いということも現状です。

高齢であり、判断能力の低下だけではなく、情報弱者としても詐欺の対象になっています。

身近な高齢者には、このような詐欺について必要な情報を提供することが大切です。

高齢者だけの問題ではなく、周囲の人の心配り1つで防げる犯罪もあるということを念頭に置いて生活していくことが大切です。