高齢者を狙ったリフォーム詐欺

遅咲きの桜(北海道)

高齢者を狙った詐欺が相次いでいるのは誰もがご存じのようですが、悪質なリフォーム詐欺というのがあります。

この詐欺の被害者も全国で数多くおられます。被害に遭ったことを届けている人も多くおられますが、この詐欺は自分自身が被害に遭ったということを自覚していない方がいるのも1つの特徴です。

リフォーム詐欺の手口について以下で解説したいと思います。

① リフォーム詐欺の手口

突然、一人暮らしの高齢者の方の自宅に訪問してくるいわゆる、セールス販売のような形でやってくるのが特徴です。

セールスマンのような人が来て、「住宅の無料点検をおこなっています」等と言い、高齢者に近寄るのが最初の手口です。

無料点検が終わると、高齢者に対し、工事の必要性を示唆してきます。

例えば、床下や屋根を直さないと、家が崩れてしまう可能性があることや、どこのネジも緩くて直さないといけない等と、不必要な工事を提案してきます。

業者を名乗るセールスですが、リフォームの実績もなく、知識もない全くの素人によるものがほとんどであり、1箇所修理が終わるごとに支払いが行われ、次々と何箇所ものリフォームの必要性を指摘してきます。

その度に数万~数十万の請求になり、最終的には数百万の被害になることも少なくありません。

高齢者の不安を煽るような言動を発し、「台風が来たらもう駄目かもしれない」「地震が来たら助からない」「今、この状態で家が建っていることが信じられない」等と、饒舌な口調で話されるので高齢者も疑いもなく信じてしまうのです。

② 詐欺だということがわかりにくい

詐欺だということに気付くのは、何箇所も次々と終わりの見えない修理をされた時や何気なく家族に話した時にそれが詐欺ではないかという疑いが浮上します。

しかし、気がついた時には既に多額のお金を支払っていることが多いのが現状であり、連絡先や会社の所在地を尋ねてもそんな会社が存在しないということも少なくなく、支払ったお金を取り戻せる可能性が極めて低いというのが事実です。

高齢者本人が、全く疑いもなく自覚もなく、詐欺に遭ったことに気がついていないこともあります。

本当にリフォーム工事が必要になった時に必要のない上辺だけの工事がされていた事実を知るケースもあり、未然に防ぐことが最も大切です。

③ 対策方法

リフォームや多額のお金が出ていく時は、家族に相談することが最も大切です。高齢者ご本人の資産であり、迷惑をかけまいと自分で何でも判断する方も少なくありませんが、特に、高齢者夫婦や高齢者の単身世帯を狙った詐欺が相次いでいることから、第三者の目
で判断することが必要です。

少なくても、訪問販売によって商品を購入する際は、家族に相談することや、インターフォンを取りつけ、必要のない訪問には応じないこと、若しくは訪問販売によるセールスを全面的に断る等の対策が必要です。

成年後見制度等も有効に活用し、高齢者が詐欺に遭わないようなサポート体制を強化することが大切です。