老人ホームを探すと決めたら-介護老人保健施設について⑦

塀に沿って咲くピンクの薔薇

こんにちは。
来月のケアマネ研修は2日間ですが、こっそり水増しして有給を3日取ろうかと考えている朝です。バレるかな…いいかな…?
今回は老健の二つ目の使い方、もう家には帰らない場合の使い方です。
家に帰らないということは、退所後の行先を探さなければならないということです。行先を探すには時間がかかりますから、長めに入所したいところです。
また、退院したばかりであればリハビリも必要かもしれません。
もう家に帰らない場合の入所は、ショートステイから入ることをお勧めします。介護度2以上くらいであれば約半月ショートステイが使えますので、月の半ばからショートステイに入り、翌月の半ばから入所に切り替えます。そうすることで施設にいる期間が約1ヶ月伸び、合計4ヶ月間の間週3回以上のリハビリができるという計算になります。その間に「住む」ホームを探すのです。

老健から老健に移るということ
費用的に老人ホームで一番安いのは特養です。そしてその次に安いのが老健となってくるでしょう。この2つの施設は生活保護を受けている方でもほぼ問題なく利用できます。
しかも、特養は今後介護度3以上の人しか入所できなくなるのに比べて、老健は要介護1から入所できます。
有料老人ホームやグループホームとの料金の違いに直面し、特養入所の順番が来るまで老健を転々としようとする人がたまにいます。
しかし、これはあまりお勧めできません。

老健の本来の役目であるリハビリは、最初の3ヶ月しかできないことはすでにお話ししました。このリハビリは、3ヶ月の入所をした後、自宅で3ヶ月過ごすと再び3ヶ月、受けられるようになります。
しかし、老健の入所からそのまま他の老健に入所した場合、リハビリは再び受けられるようにはなりません。最初の入所から3ヶ月経たないうちに移った場合でも、老健から老健に移った場合は残りの期間もリハビリを受けることはできません。
理由はこれも介護報酬上の問題なのですが、「自宅に戻す」という老健の目的を全うするためなのか、老健から老健へ移ることで利用者側の利益になることはほぼないと言っていいでしょう。

何度もお話ししていることですが、老健は「住む」ことを前提とした施設ではありません。私物の持ち込みも制限されますし、転々と居場所が変わる、次の行き先が判然としない、ということはご本人にとってもご家族にとっても大きなストレスです。

次回は、医療の側面から見た老健から老健に移ることの注意点についてお話ししたいと思います。

介護老人保健施設について⑧へ続く

ABOUTこの記事をかいた人

主な経歴は約6年の介護付き有料老人ホームの介護スタッフで、現在3ヵ所目の有料老人ホームで相談員として働き始めたところです。 有料老人ホーム以外にも特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、グループホーム、ショートステイ、デイサービス、デイケア、お泊まりデイの現場も見てきました。 半年間ではありますが、介護老人保健施設の相談員も経験しています。