閉じこもりがちな高齢者の地域参加について

黄色とオレンジ色の花

高齢になると家に閉じこもりがちな生活を送る人が多くなる一方で、地域で生きがいを見つけて活発に働いている高齢者も多数います。

特に、定年退職するまで自分が暮らしている地域社会に溶け込む機会があまりなかった人が、地域の仕事やボランティア活動などに汗を流すことをひとつの目標としているということも多くあるでしょう。

その一方で、地域の活動にデビューするのには、それまでの勤め人時代とは違った人間関係の作り方が必要となります。
ビジネスの世界や、自分が常識と思っていることにとらわれていると、うまくいかないことが少なくありません。

人間関係を厄介に感じて自信を失い、閉じこもりがちになってしまう人もいますので、地域活動デビューの前にいくつか心がけておくべきことがあります。

まずは何事も自分から引き受ける態度が必要です。自治会活動にせよ、生涯学習にせよ、趣味の会にしても、積極的な姿勢がなくてはデビューのきっかけは見出せなくなります。

元からいるメンバーは歓迎の姿勢を示してくれるでしょうから、自分自身も進んで足を踏みだしていくことが大切です。

そしてグループの中で何らかの役割が求められるのであれば、自分から引き受けるようにします。積極性をより打ち出していくことが大切です。

その一方であまりに批判的過ぎることを口にしないというのも大切になります。

会社組織にいたときには批判的な見方も必要なのですが、地域社会においてはそれが往々として非難しているかのように受け止められかねません。

どうしても批判的な内容にならざるを得ない場合には言葉遣いや話の持って行き方をよく考え、相手の立場を尊重できるように、従来いた環境以上に気を配る必要があります。

そして指摘した内容に対しても、原案をよりよいものにできるような前向きな提案をすることこそが求められる姿勢なのです。

また、現役時代の仕事を通じて専門的な立場や技術をもっていたり、経験を積んでいて活動に活かせる分野があるのであればそれを担当するように進んで申し出るといいでしょう。

現役時代の仕事だけでなく、長年続けてきた趣味が一定のレベルに達していれば趣味の会やボランティアなどで同じような役割を担うことができます。

もちろん、こうした活動は常に携わっていなければならないものではありません。しかし年に数回という活動に参加するだけでも生活の張り合いになってきます。

時間に余裕があり、何かするべきことを探している高齢者であれば、各自治体の市民活動支援センターや社会福祉協議会などで情報を探してみるといいでしょう。